2025/1/30リリース(Nintendo Switch)

日本一ソフトウェアの作品には、多くの超やり込みゲームがありまして。その中でも5指に数えられるゲームが「ファントム~」シリーズだと思います。そのシステムの複雑さが苦手な人も居れば、じっくり長く楽しめることを好む人も居るでしょう。

しかも「ファントムブレイブ」は割とストーリーや背景、そしてキャラ立ちや能力の個性もシッカリしているので、感情移入しながら遊べます。初作品が2004年だったことを思うと、その続編を作るのはかなり勇気が要ることですけど、見事なオッサンホイホイとして仕上がっているのではないでしょうか。

強いて言うならば、そこをあえて現世代へ迎合しているかのような難易度の緩和が気になりました。悪く言えば中途半端。もっと敵の強さや育成の難しさは理不尽でも良かった。ライトにしたところできっと客層の広がりは望めないから。

マゾに好まれるゲームは、ずっとマゾをターゲットにすべき。私のようなライトMが諦めることなく楽しめているのは、あまり良いことではないと思うのです。パワーワードである「やりたい放題」の要素が、他のゲームとは桁違いの数字(ステータスやダメージ量)で誤魔化されているような感覚に陥るのです。

それくらい今作は、新作感こそあるものの、過去作を知っている人からすれば物足りなさを覚えるでしょう。日本一ソフトウェアにファンが求めているのは、コツコツやっても1ヶ月以内でクリアできてしまうようなボリュームより、延々と楽しい要素が出現する「難易度が理不尽でも楽しいハクスラっぽさ」だと分析しているのですが…それは今回でどれだけ新たなファンを掴むか次第で応え得るのかな。

次回作があるのなら、そこではぜひとも延々アップデートみたいな要素を望みます。課金要素が新ステージや幅の広がりであれば、ゲームそのもののファンは喜んで課金します。唯一無二のファン層獲得を目指すなら、キャラゲーであってはいけない。ちょっとキャラ頼みに傾注している感があるので。

でも、こんなに不満を言っているのに私は既に体験版から数えて300時間プレイしていますからね。めちゃくちゃシステムが好きだし、自分なりの楽しみ方でダラダラと遊べてしまうのです。攻略とかwikiとか見てやるべきゲームではないですよ。せっかくやりたい放題なのに、誰かが作ったルートを沿ってプレイするのなら、このゲームにあまり価値はないです。私の動画だって、攻略方法を知りたくて観ようとしているくらいなら、観ないほうがいいんですよ。あくまでいちプレイヤーの呟きや実況を観るつもりならいいですけどね。

作る側も、攻略とかwikiとか作る意味をなくすくらい、人によって「俺はこうだった!」「え、私はこうだったよ!」ってなるくらい、もっとランダム性があって良いと思います。それが許されている会社だし、それを許してくれるファンが付いていると思うので。

プレイ実況動画の再生リストは「ファンファン ゲーミング日記」に。ゲームによってはナンバリング動画を収録しておらず、再生リスト自体が無い可能性もあります。

攻略関連動画は「FAN FUN FILE !!! / ファンファンファイル 公式」にアップしていきますので、気軽にご覧になってください。

↓初心者もコレを見れば分かる!効率良い最序盤のあれこれ【ファントムブレイブ 幽霊船団と消えた英雄】

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