
話題性の瞬間風速で言えば今年一番になる可能性すらある、伝説のRPG「LIVE A LIVE(以下、ライブアライブ)」がHD-2Dでリメイクされました。スーパーファミコンの全盛期にスクエアから発売されたのですが、ゆえに知っている人と知らない人の差が極めて大きいゲームとも言えるでしょう。
私は前者。中学生には大金と言える1万円を握りしめ、地元のゲームショップで予約したのを憶えています。他にも豪華ラインナップが発売された年であるため、知らない人が居ても仕方ないのです。ツイッターで拾ったこのメモをご覧ください。

これだけ名のあるゲームが発売されていた中に紛れていたので、埋もれてしまっていても納得。ただ、プレイした人ならば、中身が最も印象強く残っているに違いありません。そして、リメイクを待ちに待っていたはず。
待望されながら此処までリメイクが遅くなったことには理由があります。
この「ライブアライブ」は通常シナリオ7編+隠れシナリオ1編で構成されるのですが、その各シナリオのイメージイラストを担当しているのが有名漫画家さんたち。外部からは見えませんが、もしかするとシナリオの内部にまで権利が及んでいるものもあったかもしれません。ですから、その権利関係との折り合いを付け、リメイクに向け移行させるのが最も大きな難題だったのかも。

しかしリメイク決定からリリースまでの過程を見れば、その問題は既に数年前から解決していたであろうことを感じさせてくれました。イラストは「オクトパストラベラー」で一気に知名度が上がった生島さんに統一され、デザイン原案としては当時の漫画家さんが残り、リリースに向けて各自SNS等で強力的に宣伝してくださっていました。

このデザイン陣を見れば、その「伝説」と呼ばれた理由も分かりますよね(笑)
当時まだ中学生だった私がそのコンセプトに心震わせ、中学生にとってはとんでもない大金だった1万円を握りしめ(スーパーファミコンのゲームソフトって高額でした…)、地元のゲームショップで予約した思い出。クラスの中で私だけがこの時期のラインナップで「ライブアライブ」に注目しており、私がクリアした後はひたすら普及活動(と称して友達にレンタル)していた記憶があります。男女問わず。
物語はとにかく、自らの手で味わってほしいです。
・原始編「接触」

・功夫編「伝承」

・幕末編「密命」

・西部編「放浪」

・現代編「最強」

・近未来編「流動」

・SF編「機心」

・隠れシナリオ:中世編「魔王」

上記8つを経て、物語は1つ(最終編)に合流します。
最近のリメイクゲームでは異例のガイドラインまでもが発表されており、その結末で当時のシナリオを知る皆様にも新たな感動を与えてくれること、時田プロデューサーが太鼓判を押しています。ファンを引き込んだ「メガロマニア」含むサウンドの全てを下村陽子さんがフルリメイクしています。当時と違い、豪華声優までもが名を連ねています。期待に胸躍らせ、私もプレイしていくつもりです。